Webデザイナーが思う「ホームページのつくりかた」をお伝えしていきます
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をお伝えするスクール&サロンを立ち上げ、その存在を知っていただくためのツールとしてホームページを立ち上げたい
(一部略)
WordPressをインストールできたもののインストールできただけで、画像を使用するにはどうしたら良いの?WordPressを触ってみても思うように動かない・・・等の基本的な部分で立ち止まってしまい、その先どのようにしたら良いのかがわからず固まってしまいました
WordPressではなく以前作ったことのあるホームページからでもと思った時期もあったのですが、15年以上前の知識から止まっていて多分トップページを作れる自信がないと感じ色々と考え込んでしまって・・・今に至るという感じです
Kさん、メール有難うございました!
存在を知っていただくためのツールとしてホームページを立ち上げたい(WordPressを使って)というのが、きっと一番ですね。
ホームページを作る前に大切な設定2つ
なんと言っても、ホームページに来たユーザーに
- どんな行動を取って欲しいのか?
- どんな印象を抱いて欲しいのか?
このゴール設定が大事です。
たくさんの人に来てもらっても、行動に繋がらなかったら意味がありませんし、ご自身のサービスと異なった印象で記憶されるのは、あとでトラブルになりかねません。
ここで決めた【1行動】と【2印象】の設定を達成することが「ホームページの存在意義」だと私は考えています。(※個人の方は、これが変動していくことも多いです)
ですが
- どんな行動を取って欲しいのか?
- どんな印象を抱いて欲しいのか?
と質問されても、「わからない。難しい。。。」と感じられる方が多いようです。
ということで、カンタンに一覧にしました! 選ぶだけ!! 簡単です(笑)
【1】どんな行動をとってほしいですか?
- シェアしてほしい
- また来てほしい(アメブロなら読者登録など)
- フォローしてほしい
- 出版したい
- メルマガ購読してほしい
- 電話してほしい
- 店舗にきてほしい
- オンラインショップを観てほしい
- 商品を買ってほしい
- 会いにきてほしい(セミナーなど)
- 誰かに招致してほしい
- ビジネス話を持ちかけてほしい
- 海外進出したい
などなど。
このなかで「優先度が高いもの」を記事に毎回書いたり、あるいは誘導したりと「目につくところに分かりやすく置く」ことから始まります。
わたしは、見込み客に電話してほしい。話しながら相談にのれるし、会話のほうが商品紹介も上手にできるから気が楽!
という方であれば
- 分かりやすいところに電話番号を書く、対応時間も明記する
- スマホ時はワンタップで電話がかけられるようにしておく
のが重要になりますよね。逆に、
という方であれば、
- お客様が混乱せずお申込みができるようわかりやすいフォームにすること
- やり取りを減らすために、最新の予約状況を掲載しておくこと
に専念する、などになりますよね。
その方の目標ややりやすさに沿って絞る、決めていくことができます。
いちばん売りたい商品を買ってもらうために「どういった流れ=導線」が良いのかを考え、そこへ至る「手前」が、「ホームページで最初の入口」になります。先程の例えでいえば電話やフォーム問い合わせ等です。
【2】どんな印象を抱いてほしい?
ビジネス・老舗のような、日本的なキーワード
- プロフェッショナル、成果を出す
- 正確である、真摯、誠実、職人、信頼
- 伝統的、しっかり、ていねい、重厚
オトナ女性的な、キーワード
- 美しい、華やか、上品な、高級感、スピリチュアル
- 落ち着いた、静謐な、優しい、シック
- 好ましい、切ない、大人っぽい、艷やかな
イベント感、感情的なキーワード
- 自由、楽しい、面白い、先駆的、フリー
- 気軽に、軽やか、わくわく、最先端
- また来たい、イベント、高揚感、新技術
- みんなで、流行(ブーム、トレンド)
好印象、好かれるキーワード
- 清潔、かわいい、親近感、モテる
- 明るい、海外から、セレブ、有名な
- 親切、便利、時短、シンプル、ミニマム
お好きな形容詞でも、色でもOKです。イメージとするブランドやお店、芸能人、雑誌などを書き出し共通項を見つけるのも、オススメです!
競合のサイトをたくさん見て、どれが好きか、なぜ好きなのか、あるいは不快なら、それはなぜか? それを越えるには何ができるか? を考えるのも良いでしょう。
【1行動】の目的に【2印象】が加わることで、相乗効果を狙ったり、独自化をはかります。相手ありきで決めるのではなく、相手を使って自分のリアクションを測るのです。
多くても3つまで!
【1行動】と【2印象】で優先したいことを多くても「3つまで」決めます。
バラけてしまうと何も刺さらなくなってしまうので(自分のためにもお客さまのためにも)最初は専念・集中するほうが良いと思います。
ご質問いただいたKさんの場合【1】は「スクール&サロンを知ってほしい」になります。
知ってほしい、であれば「新規の人に見つけてもらう」。……となると、人を集めるところから始まるホームページよりも、すでに人が集まっている「Facebook」「Instagram」「アメブロ」のほうが結果は出やすいのかもしれません。
女性の場合は特に、どういった客層を狙うか……という考え方よりも、「どんな方にそれを届けたら泣くほど喜ばれるのか?」という設定で決められる(ほかは削って、迷わなくなる)はずです。
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