ネットは単なるツール! 上手に使いこなしてこそ
「切れ味のよいナイフ」が素晴らしい料理を生み出せる反面で、人を傷つけときに命を奪う凶器にもなり得ることを、誰でも知っています。
もし赤ちゃんがナイフを振り回したら、あわてて大人は止めるはずです。
だからといって、成長してもなお
「あなたは金輪際、刃物を握ってはいけません!!」
……なんて言わないですよね?
ときには不注意から指を切ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、失敗も繰り返すにつれ体感が深まり、その経験から「自分にぴったり適した握り方、力の入れ方、用い方」を編み出していけるはずです。それが、成長するということ、大人になるということ、自立するということ。
自ら「痛み」……ケガや失敗の苦さ、挫折感を知ることで、他者への想像力や共感性も育まれます。そうした力を適切に発揮できるほど、他者との関係性を深められるから、健やかに生活していけるようになります。
必要があるなら、さらに「もっと切れ味のいいナイフ」や「異なる種類のナイフ」も選んで、活用していくことでしょう。
「あなたは悪くない」「そのままでいい」堕落をあおる広告宣伝に触れたとき起こること
世の中にあふれる情報という名の広告を眺めていると「易しい面ばかり強調している」のを目にします。優しい、じゃなくて、易しい。
ネットビジネスは特に、過剰なほど誇張しているものが多いですよね。なんじゃそら! と思わずツッコミ入れたくなるような。
たちが悪い人の場合、どう見ても「あなた」の特性には合わないツールなのに「わたしはこれで成功した! あなたもこれで不労収入!」と押し付けて善意で提供してくる方もいます。
「あなた」に適するものか見極めてくれるのは「あなた」しか居ないんですよ。
買ったら、使えば、なんとかしてくれるんだ! というのは大きな間違いです。
きっと、そうして過剰にあおるサービスほど、販売ページに小さく注釈が書いてあることでしょう。必ず成果が出るとはお約束できません。個人の差があります。あなた次第です、と。なぜって、クレームが来たときの対処法として。「最初から書いていますよ。それでも買ったあなたの選択ですよ」って。
あるいは「よく分からないから」と目についたもの、広告の強いもの、人が勧めてきたものを吟味することもなく手に取り、葛藤しながら「ネットって、ビジネスって、こういうもの」と誤解したままの方も、めっちゃ多い!!!
具体的に言えば、広告をめっちゃ打っている商品は「自由にできるお金」を、さらなる開発やカスタマーサポートに割くこともできるけど、それよりも新規獲得の「広告費」に費やすことを選択した業者ってことですからね??
座席を埋めるのに必死なお店と、常連に愛されている暖かなお店
居酒屋が金曜の夜に「いかがですかー? 安くしますよ〜!!」と呼び込みしてるみたいなもんでさ……。大手企業ならまだしも、個人規模のビジネスで広告頼りのサービス、わたしなら絶対に利用したくないなーと思いますね。
そんなことせんと、紹介でお客さんが途切れないお店を見つける方が楽しいなと思う派です✋
(そうしたお店はたいてい、人気だからとメディアに取り上げられて、トーンマナーの分かっていない人たちに荒らされるのを嫌がるから、出るならメディアを厳選しているし、紹介がないと見つけられないお店だったりするから、検索するにもひと工夫が必要なのですよね)
権威や承認欲求に引きずられ、回りつづける人たちもいる
「わあー、たくさんの人が紹介してる♪ ってことは人気なんだ!」
…じゃなくて、自分から買ってもらうとマージン(利益)が入ってくる、あるいは割引がきく、特典がもらえるといったアフィリエイト目的の紹介かもっすよ😊
それは「お金」だけじゃなくて、憧れのあの人が「イイネ」してくれて嬉しい♡ とか、みんなに人気のあの人がわたしにコメントしてくれるん♪ といった承認欲求かもしれません。そういう人はいかに講師に喜ばれるかにエネルギーを注いでいます。
あるいは、紹介している人の目的は、常に自分よりもフォロワーが多い人の場所で新規客開拓に励んでる人かもしれません。。。
「本を出してる・雑誌に載った人なんだ! じゃあ、すごい人なんだ☆」
…じゃなくて、お金を払って本を出したり、お金を払って雑誌に載ったのかもしれないです。出版しませんか? とか、雑誌に掲載されますよー☆と営業メールが届くのです。そして50万とか100万円規模で出した人たちが「掲載されました♪」って宣伝材料に使うときもあるのです。
全部がぜんぶ、裏があるー! って言いたい(責めたい)わけではないのです。
しかし、もし今まで購入してきたものにガッカリした経験が多い人は、ほんとうーーーーに見直したほうがいいですよ。大きなお世話! を百も承知で書いています。
「あなた」が搾取されている…と感じる人生を送らないために
ネットを使うなら知っておいてほしいなと思います。そういう「仕組み」をベースに、心理学を熟知していて、聞こえの良い口上をいくらでも閃かせられる人たちがいること。
そして、そういう人たちは、いつも「不安」から動いていること。だから、コミュニケーションにおいては「不安」が反射して返ってくること。
ひとが持つ不安を、いかに人を動かす言葉へ変換できるか、いつも苦心していること。
自分はスゴイ成果を出した! 悠々自適で、才能があって、こんなに高い買い物ができて、でろでろに愛されていて……そう自ら謳い、それが人に評価されるほど、そうでなくなることへの恐れがある人たちだということ。
その不安エネルギーで人が集うコミュニティは、彼らの不安が培養されていく場所だと言うこと(ひらたく言うと、マウンティングが横行しているということ)。
そのコミュニティに君臨する人は、エネルギー的にはどんどん孤立していくこと。わたしには、進んでみんなの生贄になっているように見えます。
そして、その人達は「購入者の人生全体」までは考えていられないこと(何度も書きますが、それを考えてくれるのはあなただけですからね!)。
そうしたシステムを知っているうえで、
それでも好き♪とか、なんか惹かれる! といった自分の選択から、「喜び」の感覚から選べば、何が起きても後悔しないはずです。責める気も起きないはず。
その購入先のコミュニティでも、他の人がどうであれ「あなた」は喜びの世界を観測できるし、そのエネルギーで人とつながり、鼓舞していけます。
そんな「あなた」を、接する人たちはとーーーっても喜んでくれることでしょう。すると、たがいに快いものが循環し始め、あふれていくんです。あなたは守られます。そして、相手も守ることになるのです。
言語化するのが苦手で、自分の感情が分からなくて、という方は
先ほどのたとえから派生して、もし、あなたに「どんなナイフを買えば良いのかな?」という選択があったとしたら、何を基準に選ぶかです。
- 高くても、質の高いものを購入して、長ーく手入れして使いたい♡
- 明日から使えて、軽くて安くて、バンバン使い倒せるのがいい!
- プロも使う、憧れのあのブランドの一式を手にしたいな〜♪
- 最新テクノロジー、人体工学に基づいたプロダクトが好き☆
- あなたはどんな体格か(身長、体重、筋肉量)
- 手の大きさ、握力はどのくらいか
- 何を切るためか(野菜、くだもの、お肉にお魚……)
- どこに住んでいるか(お店が近くにあるかネットショッピングか)
- どんな規模の料理をするか(一人暮らし、大家族、業務のため……)
- 求める耐久年度は?
- 使用頻度は? 一日に何回、使う予定?
こんなに人って、用途って、違うのです。ましてホームページを作るなら、何をか言わんや……。目に飛び込んできた広告だから、あの人が良いって言ってたから。それでは片手落ちです!
「わたし(あなた)は、なにを求めているの?」
たくさん、ヒアリングしてあげてください。なんなら鏡を見て会話したっていい。
そうして、世界でいちばん大切なあなたを喜ばせてくれるものを選ぶイメージをしてみてください💭
……どうですか??
この体感は、なにか広告宣伝や誰かの SNS を見て、わーーーーっと引っ張られているときの(どうしよう)(乗り遅れる)(やらないとダメなのかな)といったエネルギーとは、まったく「質」が違うもののはず。
そうしてヒアリングを重ねるうちに、もしかしたらナイフじゃなく、キッチンばさみが最適だ!と分かる人もいらっしゃるかもしれません。
あなたの人生はあなたに100%責任がある。世界はあなたが創り出していると決めれば、自ら選べるようになる
とにかく、どうしてこうなっているのかな? と「裏側」を見てください。
誰かや何かの外側に踊らされているひとたちは、その見えない世界を見ようとする愛(筋力)が、マジで無いんです。ものすごく疎かで、ザル状態だと思ってください。
だから、自分を不当に扱う人にばかり分かりやすい愛を求めて得られずに傷つくし、ほんとうにあなたを大切にしてくれている人の好意や行動が、見えなくて、受け取れないでいるんですーー。わたしもそうでしたけど、これ1人勝手に苦行プレイ😂
なにかのサービスであれ、ブログ記事であれ(わたしのサイトやこの記事を読んでくださった中でも)、ご自分が感じている感覚に敏感になってください。ガクンと下がったら、どこに落ち込んだのかを自分に聞いてあげてください。なにがあなたを高めてくれるのか、リサーチしてあげてください。
そして、ご自分にぴったりの毎日を選んであげてください。
そうした見えないものを見るセンスを磨いてあげてください。世界でいちばん大切なあなたのために。大切な人とのパートナーシップを育むためにも、ご自身のビジネスセンスにも、大きく大きく貢献してくれます。