よく目にする「霊的(スピリチュアルな)」「魂の」といった言葉。
心と体だけでは描写しきれない・言い表せない何かって、ありますよね。
なのですが。
「魂」という言葉を使って「何を、どこを指すのか」が、人によって違う…🤔
全世界共通の定義もないし、宗教や文化によって区分も意図も異なってきたり。同じ言葉でも説明が違って分かりづらい。
仏陀は生まれ変わりを否定した説もあるというのに、わたしたちは「輪廻転生」が仏教用語だと思っている。同じ「仏教」のはずなのに、真反対です。
あるいは、「キリスト教」の「神」は偶像崇拝を禁じたはずなのに イエスの像をばんばか作ってる西洋世界。なぜでしょうか??
伝言ゲームは時が経てば経つほど、混乱するばかりです。
無能で無知な者の手によっては、いかに善き意志をもっていたとしても全く同じシンボルがまさに〈幻想の道具〉になってしまう。その理由は、シンボルに最終的に確定した意味を付すことは絶対にできないという事実にある。
シンボルそのものは考察可能な無数の側面をもっており、そのためそれに近づく人間に、さまざまな視点から同時に見る能力を要求する。(『奇跡を求めて』)
ということで、
今回は「わたし(コハ)は、こう捉えています」という脳内スケールをお送りしていきます📝✨
神から霊的存在までの流れ
まず全体像から参ります🌏
←ほど高次で、→に向かうほど低次です
それぞれ順に紹介していきます。
①「空」
神、空、創造主、源、大元、太極など呼ばれるもの。まだ“宇宙”すら存在していない、原初の1。わたしたちを含めた、森羅万象あらゆる全てが「空」を顕現したもの。物理は何も存在しない、エネルギーが潜在している状態。
「わたしは神である」「神はわたしである」などのフレーズを使う人がいますが、自分は違和感があります。なんていうか、「ケーキは卵を使って作る」という一部を拡大解釈して、「ケーキは卵である」「卵はケーキである」と言っている論理みたいだなと。
それを外に向けて言うなら、「わたしとその他全ては神である」「神はわたしとその他全てである」が正確だと思います。
スピ界隈でよく「高次が善」「低次は悪」といった表現を見かけることがありますが、わたしはそういった意味は含んでおらず、ただの違いで用いる単語です👀
「神」とか「聖」などの言葉につけられた意味合いは、ほぼ後世の人間都合によって盛られた添加物みたいなものだと感じます。なので、ただ別格なんだな〜。以上。
「神」があらゆるものを生み出したなら、「低俗なもの」「忌み嫌われるもの」もまた神は内包すると思うんです。
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②マスターソウル
ソウル
「空」があらゆる可能性を知るために現れた段階。
「マスターソウル」ごとに特定のテーマを持っていて、この「マスターソウル」も無数にある。
この「マスターソウル」が各宗教やオカルトで呼ばれる聖人たちだと捉えています。
具体的な表現で言うと、「アセンデッドマスター」「アデプト(高位の人物)」「錬金術」「天使」「聖者」「覚者」「悟った人」などなど…
かの有名な聖者 イエスや 仏陀もここです。
そして、その呼び名が指すものは「いつか存在した1人の人(物理)」ではありません。聖者たる「意識(霊的)存在」であって、物理的には何人ものイエスや仏陀がいると思います。
わたしたちの日本でいえば 天照大神も同じ位相です。
イエスも 仏陀も 天照大神も、その意識(元型)に対して後から付けられた名であって、物質を伴う肉体に付けた名ではないように思うと、わたしは諸々しっくりきます。
余談ですが、「神」と言ったとき、その言葉が指す対象として①原初の「空(神)」を指す人と、この②「マスターソウル(神)」を指す人とがいるんですよね。実に分かりづらい!! わたしが「神」という単語を使うときは①を指しており、イザナミやゼウスといった人物名のときは②を指しています。
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③グループソウル(またはクラスター)
ソウル
1つの「マスターソウル」から分化した霊グループの総称が「グループソウル」。
わたしたちが知っている概念で言えば、「守護霊」や「ご先祖さま」のような存在も、ここに区分されます。
「グループソウル」はさらなる可能性を知るために連携しあい、さまざまな関係性を生み出します。
血縁者は同じ「グループソウル」所属で、互いに持つテーマ共有度が濃い間柄なのじゃないかと。友人、恋人、ライバルなどは異なる所属でも、互いに有用な学びを持つ存在だから“縁”が生まれ、もし必要なやりとりが終わったら距離が離れる……そう捉えています。
根源を辿れば、世界の本質的な目的は「空」が可能性を知るためでした。
……だと仮定するなら、「空」はもちろん「マスターソウル」や「グループソウル」らは常時、わたしたちの思考・行動・あらゆる情報を知っていると思います。隠し事も策略も恥ずかしい秘密もプライベート全部!😂
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④ハイアーセルフ
セルフ
1つのグループソウル内で分化した霊。
ここまでが霊の次元=時間や空間に左右されない、すべての点が「今」にある段階。スピで語られる「宇宙」に該当します。
とかく、よく持ち出される「ハイアーセルフ」。この存在を魂と呼ぶ方もいらっしゃいますが、わたしが魂と言ったときに指す先はこの次の、1つ低次の次元を想定しています。
また、「人間1人」につき1つの「ハイアーセルフ」が割り当てられて……いないと思うんです。分化展開の道理で行くと、「1つのハイアーセルフ」で、いくつもの「魂=セルフ」に相当するのではとー。
このあたりの説明をラストに記しているので、興味のある方は読んでみてください😊
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⑤セルフ=魂
ここからが霊ではなく、「魂」の次元になると捉えています。
多面的で、いろんな顔や階層(4つの体)を持つ「わたし」を束ねた状態・瞬間瞬間が「セルフ(自己)」であり「魂」です。
「なんとなく」や「虫の知らせ」と呼ばれるものが発動するのは、この「セルフ」瞬間。1人を超えたグループ霊など高次の存在に繋がれた時だと考えています。
皆さんはこれまでに、人生の転機や大きな決断を迫られたとき、周囲の目線や、地球の社会常識ありきではない、自分オリジナルの選択をしたことはありますか?
そうした「今までは取らなかったであろう行動」は、分裂していた「わたし」=「エゴ」を超えたものです。
つまり、ここ「セルフ」を通した(さらに高次元の「ハイアーセルフ」、ひいては「グループソウル」からの)「違う違ーーーーう!」「あなたが収集してくる情報はコレでしょ!」という強烈なマイオーダーと言えます。
以上が、霊的レベルの区分けになります。
1つずつ細かく見てきたので、最後にまた、全体をまとめて見ていきます🕊
霊的存在の、創造の螺旋
霊(Spirit)=複数の魂 | ||
---|---|---|
「空」 |
無数に存在する マスターソウル |
縁ある人々 グループソウル |
特定のテーマ | 違う役で学ぶ |
魂(Soul)=単一の魂 |
||
---|---|---|
時制がない ハイアーセルフ |
中間管理職 セルフ(自己) |
反射的な反応 エゴ(自我) |
進化、変容 | 自然、健全 | 影、カルマ |
「空」が分化して「マスターソウル」が生まれ、また分化して「グループソウル」に……えんえん分化していく。低次に落ち、重く、粗くなり、物質まで展開し続けていく。「自分の持つあらゆる可能性を知るため」に。
わたしたちもまた、「自分が持つあらゆる可能性を知りたい」と思っています
どうやって「マスターソウル」から「魂」まで落ちていくのか?
仮に
「マスターソウルA」が「自由」、
「マスターソウルB」は「信頼」のテーマが顕れた存在だとします。
「マスターソウルA」は「自由」のあらゆる可能性を知るために「グループソウル」を、さらに「ハイアーセルフ」と分化していきます。
渇望する自由を得られず潰える人生。/ようやく自由を勝ち取る人生。/誰かの自由をズタズタにする権力者の人生。/人々の自由のために法を整備する人生。/自由とは何かを苦悩させられる人生。/人々に自由を伝導して回る人生。……
たくさんの「自由」を反映し続け、互いに「グループソウル」での登場人物を交換し合う。余すことなく「自由」が持つ可能性を知り尽くすため。集積していくために。
それが、「カルマを精算する」と呼ばれる現象だと思います。
まさか「神のような存在」が裁きを与えるため、ではなく。
左をやったから、次は右をやってみよう。そうすることで、もっと分かることが増えるから。新しい選択肢が生まれるから。
そんな、実験や演算みたいなノリなのではないかと。
高次の存在は「贖え!」といった、まるで人間みたいな「感情」を持たないと思うのです。もっとフラットでニュートラルだと思います。
「マスターソウルB」もまた、同じように「信頼」のあらゆる可能性を知るために「グループソウル」を、そして「ハイアーセルフ」へと分化していきます。
人からの信頼を得られずに葛藤を味わう人生。/今度は自分が他者を信頼できない苦しみを得る人生。/あるいは信頼を声高に叫ぶも、相手を裏切って後悔する人生。/信頼についての音楽や作品を生み出す芸術家の人生。……
そうした「情報」を重ねていくことで、また次に生み出された魂にはクセや偏り(カルマ)が出来ていく。それがわたしたち、それぞれの「個性」であり、「業」です。
ほかの人たちは「まぁ世の中ってそんなもんでしょ」と諦められるテーマでも、自分はどうしても許せない、変えたい、叶えたいと願ってしまう違いがある。
そうしたことが無数に、おびただしい数で行われている。分化していった先の先が、わたしたちの目に映る世界だと思います。
「空」から「魂」までの概念図
「空」はすべてに充満して、ホログラフィックに畳み込まれている。その可能性の先に「マスターソウル」が生まれ、さらにそれが枝分かれして、分化して……わたしたちの「魂」も生まれてくる。
「自分の持つあらゆる可能性を知るため」に。
魂は、マスターソウルが掲げるテーマを掲げ、それぞれが役割分担するように違う情報を持って探求のための冒険の場に生まれていきます。
ある魂はadf、ある魂はmejという具合に組み合わせますが、ほかの魂と同じだと可能性が限られてしまうので、できるだけ違うものを持っていきます。
でも、mejを持った魂と同時に、たとえばoecを持った魂がいる場合もあり、この場合のmejのeとoecのeは同じです。これは同じような資質を持っているともいえるし、同じ記憶を共有し合っているともいえます。
(中略)宇宙ではマスターソウルを含めてすべて自分だと思っています。
マスターソウルはマリオネットを操るように、「この世界も面白そう、あの世界でも生きてみたい。この世界も行ったら何か新しい経験ができそうだ」と思うと、自分からいくつでも分身のように魂を作って送り出します。
どうしても肉体に引きずられる「エゴ(自我)」を超え、この魂=「セルフ(自己)」で在るほどに、より高次の「ハイアーセルフ」に繋がった場が増えていく。
そうして、さらに高次の「グループソウル」や「マスターソウル」まで自分が繋がり、3層の自分が一致できる範囲が増えるほど、自分のテーマが促進されていく。人生が動き、創造されていく。
そうして意識の視界が広がるほど、より世界中のあらゆる生きる存在に対して「他者であり自分でもある」と感じられるようになっていくのだと思います。
👉 続編で低次の螺旋、魂から肉体までの定義説明をしていきます!