【占星術】“占い”はなぜ人を癒し心を動かす強い力を持つのか、そして迫害されてきたのか

前の記事では、

  • 「ホロスコープ・チャート」の意味
  • 「12星座」と「12サイン」の違い
  • 生まれ年によって同じ誕生日でも違う星座サインになる理由
  • 「簡単にあなたのホロスコープを出す方法」などを、ご紹介しました。
コハ
コハ

この記事では、面倒な作業は少なく、でも、今すぐ&長期的にも役立つホロスコープの読み解き方をご紹介します〜

ちなみに、この記事は初級〜中級者向けです。

❗【占星術に興味はあるけれど詳しいことは分からない方
❗【いろんな本やセミナーなどに参加してきたものの、情報がぶつ切りで、自分のなかで上手くまとめられないと感じる方】

に向けて綴っています📝

いつの時代も人が求める「占い」が、社会から迫害されてきた理由

まず最初に懸念点から。

というのも、占星術に触れたとき、自分が持っている「自分への思い込み」を強化・固着する使い方になってしまうケースがほとんどだと思います。

ホロスコープが写し出す像を「読む」ことで新たな明るい自己理解を深めるつもりが、むしろより深く強固な誤解促進に陥ってしまう。そんな人がどれほどいることか。過半数なんじゃないかと思うんですね。

ひどいと、スピリチュアルめいた分野に触れることで、自分が見たい世界に閉じこもって、周囲との健全なコミュニケーションを紡げない非社会的な分子になってしまう

だから、……残念ながらそうしたケースが多いから、一般的な占星術・占い全般に対する「怪しいもの」といった感想が続いているのだと想像しています。

反社会的、カルト集団と容易に結びつきやすいことも悲しいかな、そうした面を証明しているのではないでしょうか。

コハ
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例えばヒトラーも、オウム真理教も占星術(占星学)と親しんでいたそうです。マジでやめてくれ……という思いと、うかつに「占いって楽しそう♫」という気持ちで踏み入れると思いもしない奈落に通じてるかもしれませんぜって話ですね

占星術を好むと分かったら殺されてしまう、そんな文化や国もありました。

戦前には、共産主義の本を持っているだけでも、官憲に捕まりました。
中国では、1966年に始まる文化大革命の時代には、古い中国の古典を持っていただけで捕まった、と言います。

時代の風潮と違うことをしていれば、必ず周囲に、それを不快に思う人がいるものです。

現代でも、’96年の1月から北京でおまじないと商業占いが法律で禁止されましたし、イギリスのある島やアメリカのとある州でも法令で禁止されています。インターネットでは、その州の研究者を実名で名指ししないという、暗黙のルールがあります。

――『占星術のシクミがわかる本』松村潔 (著)

その理由には、よく言われるような権力者にとって望ましくない体系だったこともあるはずです。

この世の中にある既知のことばかりで人の生活が埋もれてしまうと、かなりの人の人間性は窒息してしまいます。どこかに「屋根に穴の開いた」ような、超越的な世界にまで道の通じる体系が必要です。

それは社会が個人を管理できなくなることを意味します。そして、占星術はそのような働きを十分に兼ね備えています。

管理しづらいものを社会認知することは、システムとして社会を運営する点ではまずいことなのです。その余地を残す限り、占星術は社会認知されることがないでしょう。

――『占星術のシクミがわかる本』松村潔 (著)

例えば強い「唯一神」がすべての運命を定める世界観を持ち、信徒を抱えている団体からすれば、一介の人間が“個人の運命を語る行為”は、神がもつ権能に対する、許しがたい冒涜行為だったでしょう。リーダー的に、そんな和を乱す存在は敵認定になるはずです。

例えば旧約聖書には、こんな文面があるそうです。

10 あなたがたのうちに、自分じぶんのむすこ、むすめいてささげるものあってはならない。またうらないをするもの卜者ぼくしゃ易者えきしゃ魔法使まほうつかい

11 呪文じゅもんとなえるもの口寄くちよせ、かんなぎ、死人しにんうことをするものがあってはならない。

12 しゅはすべてこれらのことをするものにくまれるからである。そしてこれらのにくむべきことのゆえにあなたのかみしゅかれらをあなたのまえからはらわれるのである。

―― 旧約聖書 申命記 第18章

あら大変。わたしは主に憎まれてしまうそう!

また、仏教の創始者であるというブッダが語って言葉とされるスッタニパータでは、こんな描写があるそうです。

927 わが徒は、アタルヴァーダの呪法と夢占いと相の占いとを行ってはならない。鳥獣の声を占ったり、懐妊術や医術を行ったりしてはならない。

―― ブッダの言葉「スッタニパータ」

これは「占い」が神や目覚めた人から見てイコール誤ったものだからとは限りません。彼らは「したら憎まれちゃうよ」とか「行ったらダメだよ」と言っているだけで、それは間違ったものであるとか、おかしいものではない、ですよね。

わたしが思うに、反対された理由は

①不利益を被る 場を乱すから、その宗教に対して反する思想や体系があったから

に加えて、

②マインドコントロール可能 占いは、その占い師がその実は不誠実で、聞き手から搾取するような人間だったとしても、民衆の心を掴んでしまう力を持つから

というのが主な理由だったのではないか……と考えています。

現代の病理でいえば過度なオーガニック信仰=農薬に対する激しい憎悪や、反ワクチン過激派=医療に対する強い毛嫌いも、そうじゃないかなと思います。

だってオーガニックを好むのが悪いわけでも、反ワクチンがすぐさま間違いなわけでもないですよね。

だけど、急激にその思想を得た人たちは、内側に強烈な恐怖を持っているんですよね。また、劣等感を培養してきた人たちはその分だけ、一般大衆を見下すようになってしまう(そういう人、SNS にめちゃくちゃいますよね?)

そうした人たちは、みんな同じ行動を取ります。

自分と異なる意見や選択をする人たちを徹底的にこき下ろし、バカにして攻撃する。相手を同じ人間として、人権や感情を持つ相手と思わず暴言を吐く。涙

データが〜とか、実験結果が〜と言うけれど、公平に判断するような確認作業すっ飛ばし、結論ありきで自分好みのニュースだけをシェアする。もしかしたら誤った情報かもしれない、そんなチェックをすることもしない。

そうした決めつけた物言いや狭すぎる思い込みを、周囲に対し恐怖を煽って、強く強く刻みつけてしまう状態を危険視されていると思うんですよね……。

ただ反対意見をぶつけると、相手は嫌がります。上手いことコミュニケーションを組まないと、受け入れてもらえる訳がない。そんなこと、小学生だって分かることです。

SCY / Pixabay

……話を戻しまして。

「占い」が人の心を強く動かし、今日まで続いてきた理由

占いも、ものすごく心に働きかけて洗脳できてしまう、そんなパワフルなツールです。

そんなこと信じられないって思いますか??

例えば、あなたが初めて会った人から数分話しているだけで、面と向かって「あなたは1年以内に運命の出会いを果たします」なんて言われたら、どう思いますか。

コハ
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きっと、「何いってんだ、この人」と思うでしょ? よほど素直な人だったら「ありがとう!」と思うかもしれませんが、多くの人は半信半疑、この人この後なにか売りつけてくるのかな? くらい思うことでしょう。

なのに、【占い】という謎のフィルターを掛けた途端に、目の前に「あなたのホロスコープですよ」「あなたの命式ですよ」「あなたの数秘ですよ」というナニカを差し出され、それを読むテイで言われると、

「……そうなんですか!?」となってしまう。相手の読解力やスキルがどれくらいのものかも分からないのに。

当然、予測をする段階では、鑑定者の人生観が反映されてきます。

(中略)恋愛経験のない人が恋愛のアドバイスをしても、机上の空論になってしまいます。同じように、仕事で成功した体験のない人には、占いを使った仕事のアドバイスはむずかしいでしょう。

(中略)つまりホロスコープとは、言葉で説明する以前の、その人の構造を提示してくるツールなのです。ならば、占った結果としての具体的な説明は、言葉で説明する段階で生じる解釈の問題プラス、コミュニケーションの問題も含めて、ホロスコープの意義とはまた違うものと言えましょう。

(中略)あるホロスコープを見て、ある人はAの点に注目し、ある人はBの点を気にします。すると結果は違います。これまでにも説明してきたとおり、占う人の人生観の違いまで現れてしまうのですから、占い師によって違うことを言われるのは当然です。

人間である以上、この限界は突破できません。

(中略)人に占ってもらったときは、占いをした人の人生観までを考慮に入れて、もう一度考えてみること。自分の判断で取捨選択するくらいの知識を身につけることが必要です。

(中略)占星術が当たるかどうか、有効性があるのかないのかは、要するに象徴的な世界と現実の世界の差異を、どの程度巧妙に言語化の過程で埋められるかという、各々個人の手腕に依存する問題です。

――『占星術のシクミがわかる本』松村潔 (著)

この【占い】を挟む行為は、凄まじいものがあります。それくらい、わたしたちの心に対して、ちょっと驚いてしまうくらい強い影響力を放つ道具なのです。

なぜかというと、象徴言語だからです。……と、わたしは考えています。左脳と右脳、両方に働きかけることが出来るツールだからなんです。

ホロスコープを適切に「使いこなす」のは、かなり難しい!

皆さんも感じておられると思うのですが、占星術を習得して使いこなすのって難しいです。

ホロスコープを本質的かつ正確に読み解くには、たくさんの新しい概念や言葉、構造を覚えなくてはいけません。かなりの訓練、なにより注意力が求められます。

そして人を観よう、相手と接しようとするときには、差別意識がないことと、人生経験が必要になるものだと思います。

占星術とは、シンボル(象徴)を解読する術です。(中略)シンボルはいつでも広範な意味を持っていて、ひとつの出来事や事例に閉じ込めることができません。

(中略)ホロスコープのつくり出す惑星の影響は複雑な機械装置のように入り組んでおり、ひとつのホロスコープから何百という兆候を読み取れるからです

――『占星術のシクミがわかる本』松村潔 (著)


ちょっと怖い話もしてきましたが、「知る」ことが大事です!

「なぜホロスコープの読み解きがややこしいのか?」
「ホロスコープで自己理解に通じるはずが、思い込みの強化になってしまうのはどうして?」

という理由から、説明していきます。

  • ホロスコープを本質的かつ正確に“自分で”読んでみたい方
  • 自分にとって適切な占星術の鑑定を受けたい方
  • 世間で言われる「ふつう」や「常識」から離れ、落ち着いて自己理解を深めたい方
コハ
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こんな方にオススメの記事です😊

ホロスコープの本質的な読み解きが難解な理由① 情報に階層があり、多重思考を求められる

例えば、あなたが生まれた瞬間の太陽 /月 /水星 /金星 /火星 /木星 /土星 ……天体ごとに星座サインが表示されます。

太陽は◯◯座で、は◯◯座で、水星は◯◯座で……といったふうに書かれたことを重ねていくと、矛盾する内容も出てきます。

この例題では、太陽 が牡牛座で、 は魚座、水星 は牡羊座とあります。

牡牛座は、自分の体感覚から快・不快を選ぶので、周囲によってコロコロ変わることのない、一貫した姿勢で信頼を集める(嫌な言い方をすれば、頑固で人の意見を受け入れないように見えます)性質だと言われます。

反して、 魚座は12サイン中、ラストを飾ります。
すべてを集約し一体感を求める傾向があるとされ、自他の境界線が曖昧。拒絶せず受け入れる力と形容されます(嫌な言い方をすれば、誰にでもいい顔をするように見えます)

牡羊座は、魚座の次でつまり最初のサインです。
論理や感情ではなく、直感で選んで早いスタートを切ることができ、開拓や始まりをもたらす(嫌な言い方をすれば、無計画で後先を考えないように見えます)と描かれます。

となると……一体この人はどんな人なのでしょう??

頑固なのか、優柔不断なのか、無計画な人物なのか。
物事を見る目が一貫しているのか、柔軟なのか、現状打破できる素質を持つのか。
自分の体感覚を優先するのか、周囲と調和することを求めるのか、常識や空気よりも直感で動いていく人なのか……?
コハ
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多くの人が、この矛盾した説明をどう統合すればよいのか分からなくなると思います。

あるいは、自分のホロスコープにある特定のパーツを好み、ある要素に対して嫌悪感や不要さを覚え、不愉快に感じるかもしれません。

主に扱われる10の天体。それら感受点が座す12の星座サイン。そしてそのサインは何度で、12あるどの「ハウス」にあるのか、そして配置されたことで織りなされる関係性(角度)から導かれる「アスペクト」も加味されます。

12サイン×30度数×10天体×12ハウス×360/nアスペクトという要素を掛け合わせて、ホロスコープは読み解きを行います

これらは代表的なもので、他にも読み解き要素はあります

コハ
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なので、この時点でも3層構造がある訳ですね。さらに時期読みをするとこれがさらに3重になったり、相性図を観ると2倍になったりしていきます。

ここまで含めて読み解くには、膨大な思考体力が求められます。暗記しなくてはならない項目も多いので、本を読んでも挫折してしまいがちです。かく言うわたしも、そうでした。笑

でも分からないなりに読み続けて、関心を持ってアレコレ引き伸ばしたり、占星術師でもあるパートナーから空気を受け取る中で少しずつ歩み寄っている進行形……という感じです。

コハ
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ちなみに、占星術師でもあるパートナーは、初めからスルスルッと理解できたそうです。。。だから挫折する人が不思議でしかないと言っていました😭

また、パソコンもない一昔まえまでは、自分で天文暦を観て1つずつ計算して図を作らなくてはなりませんでした。

ですから、ほんとうに選ばれし人というか、高水準な教育を受けた人でないと正しいホロスコープを作ることすら出来なかった代物だと想像します。

誤ったホロスコープを使って適当な「占い結果」を告げていた人も多かったことでしょう(もちろん今もですが……)

ですが、だからこそ「思考体力」「洞察力」「構造化」「論理的展開」などの能力トレーニングにも向いていると感じます。

コハ
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こうした訓練を“楽しみながら”行えることが、わたしは占星術の素晴らしい魅力の1つだと感じています✨

ホロスコープの本質的な読み解きが難解な理由② 自分の思い込みが妨げになり理解が偏る、差別意識を強める

まず占星術で観たいと思うのは、自分だと思います。自分はどんな人なのか、未来はどうなるのか、どんな人と相性が良いのか、仕事に金運に――などなど。

でも、自分自身を歪みなく客観的に見つめられる人なんて、この世にはいません。

その上、一般社会で効果効能が認められていない“占い”に惹かれる人は、多くの場合、自分自身に自信が持てなかったり、自分が分からないと感じていたり、現状に不満が不安があったり、何だか生きづらいといった思いを持っていたり……。

現代社会では説明しがたい、吐露しづらい悩みを抱えているのではないでしょうか。だから、オカルトとされる体系に「まだ知り得ない答えや解決策」を求めている状態なのではないでしょうか。

だから、(興味本位で明日には忘れてしまう、エンターテイメントなお遊び感覚ならいいけれど)もし本当に自分のことを知りたい、理解したいと思うのであれば、こうしたネットにあふれた情報を拾い読みしていくのは止めたほうが無難です。

コハ
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わたしが占星術へ本格的に興味を持ち始めたのは2013年頃でしたが、わたしは「この人に観てほしい」と思える人を見つけることが出来ませんでした。

自分がとても傷ついていたり、確信が持てず不安な土台にあるのに、下手な人に適当なことを言われたら耐えられないしお金が無駄すぎる……! と、思っていました😂

誰しも(特に精神世界系に惹かれる人は)自分に対するジャッジが強いので、描かれた文章を読んでも、誰かに自分のことを描写されても、誤解や認知の歪みが発生しやすいです。また、その誤解や認知の歪みを肯定してくれる文章に惹かれてしまいます。

例えば、自分は恋愛が上手くいかない、魅力的でないと思っていると、その思い込みから「あなたは金星が傷ついています」とか「男性への怒りを抱えています」といった文面に引き込まれてしまうんですね。

もちろん好みですが……
わたしはこういった形容は書き手の思い込みが投影されているな……と感じます😥

ホロスコープを前に悪戦苦闘した結果の多くは、読み手の人生観をご開陳したにすぎません。

――『占星術のシクミがわかる本』松村潔 (著)

占星術はそんな洗脳手段ではなく、もっと可能性を広げてくれる体系だと感じています。

当然、当事者の内面、動機、気持ちがわかるのは、本人しかいません。

(中略)このような考え方を踏まえるならば、他人に占ってもらうのは、参考程度にしたほうが良いかもしれません。けれども、自分のことを知るためならば、ホロスコープの勉強はとても役に立つと思います。

(中略)つまりホロスコープとは、言葉で説明する以前の、その人の構造を提示してくるツールなのです。ならば、占った結果としての具体的な説明は、言葉で説明する段階で生じる解釈の問題プラス、コミュニケーションの問題も含めて、ホロスコープの意義とはまた違うものと言えましょう。

――『占星術のシクミがわかる本』松村潔 (著)

ということで前段が長くなりましたが、そんなわたしが

「ここまでであれば、イロハに詳しくない方が手に取って、自分との対話をするのに良いのではないか」と思うリーディング方法をご紹介していきたいと思います。

象徴言語の読み解き例① 月〜移り気で柔らかい心

今わたしたちが認識している西洋占星術は、象徴シンボルです。わたしは、こんなイメージを持っています。

象徴→イメージ→言語→読み解き

象徴絵・映像は似ていますが、非なるものです。やや誤解を招く言い方だと思いますが、言い換えるならば、

象徴、シンボル イメージ、絵・映像 言語、テキスト
両脳をまたがり作用する 右脳を主に刺激する 左脳を主に用いる
といった印象でしょうか。
コハ
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具体例の方が分かりやすいと思いますので、例として、 を一緒に翻訳してみましょう🛸

月は、地球の衛星です。そして地球の周りをグルグル回っている=公転と、月自身が一回転する=自転ともに約28日間という出来過ぎな距離バランスを保っています。

その結果、地球から観測する月は満ち欠けがあって、その容貌が刻々と変化していきます。そのスピードは、他の星と比べたとき桁違いの気忙しさでもあります。その上、わたしたちが眺める夜空において、 とても大きく、太陽に次ぐ大きさで映ります。

こうしたことを踏まえると、

  • その人が主体的に生きようとする姿勢や、在り方を表す
  • 人生の主役であるときの自分、魂が今生で遂げたい自分
  • 太陽サインを輝かせている人は「自分らしい生き方」をしている
  • 受動的に生きている場合は、憧れとして他者に投影する
  • 太陽の状態は26歳〜35歳ごろの年齢域を表すともされている

象徴言語の読み解き例② 太陽〜チャートで、最も重要な象徴

とにかく占星術では「太陽 」が、まずはとにかく、とっても重要❗です。

太陽系において唯一の恒星である太陽

太陽 だけが、みずから光を放っているのだと。
他の惑星たちは太陽 のまわりをグルグル周りながら、彷徨っている。だから惑う星と銘打たれているのだ。……そんな説明をされていますよね。

Image by brgfx on Freepik

 

ネイタルチャートで読み解こうとしたときに、わたしたちの一生や人生やキャラクターを太陽系における太陽 でなぞらえて考えると、

  • その人が主体的に生きようとする姿勢や、在り方を表す
  • 人生の主役であるときの自分、魂が今生で遂げたい自分
  • 太陽サインを輝かせると「自分らしい生き方」ができる
  • 抑圧して生きていると、太陽サインを憧れとして他者に投影する
  • 太陽は26歳〜35歳ごろの年齢域を表すともされる(つまり、生まれてすぐの子どもや学生時代は太陽サインを自覚しづらいケースも多い)

こんな読み解きをされます。

コハ
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永遠を表す◯の中にある・は種子という説もあります。わたしたちが生まれてきた瞬間、肉体に魂が宿りこの世に飛び出してきたときの瞬間と一生を表していると言えそうです。

今回のこの度数を使って、簡単に「自分だけの、今年1年に隠されたテーマ」を眺めてみましょう

占星術の学習とは、私たちには見えない、自然界のリズムを読み取ろうとすること。環境の波を乗りこなすことを目指すのです。

自分が今どこにいて、どういう状況やサイクルにあるのか。占星術は、こうした「全体的で大きな」ヴィジョンを手に入れるのに役立ちます。その後どうするべきか、どう判断するべきかは、その人が決めることでしょう。

他人に未来を読んでもらい、それに依存して物事を決めようとする態度は、自分で考えて決断し、その結果を引き受ける姿勢を放棄することです。

(中略)苦しんだり迷ったりするのがイヤだから、楽して幸せな道を教えてもらおうと思っている人は、占いでよけい混乱するだけでしょう。

――『占星術のシクミがわかる本』松村潔 (著)

続きます🙏

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