つぶやき(2024.7/23 更新)混乱する世の中で、真実を見通す人になりたい

世の中、わかんないことばかりだな!!

何を見ても、最近そればかりを思う。

自然療法系の方の発信を観ると「シェディング対策に」とか「ワクチン解毒に」みたいなフレーズが出てきて、それだけでゲンナリしてしまう。

シェディングは「ある」と言っている人がいるけれど、実際にあるかどうかは公平に見定められていない(と、わたしは感じている)現在において、明らかに「ある」前提で、その対策を教えるという言葉で人を引き付けているところがしんどい。

せめてシェディングと呼ばれる現象で引き起こされる身体的症状は、それ以外にもこういった理由で起きている可能性もありますよね。……といった情報が同じ大きさで含まれていたら、まだ誠実だと思う。

そして、「ある」かどうかもアヤフヤなもので、測定も出来ない現象に対して「対策法」を教えるというのが眉唾に思う。どうやって真偽を確かめるの? 確かめようもないことを引き合いに出し加害者を生み出し差別を増やす商売をするのは、人道的ではないと思う……。言葉のレトリック、セールスマーケティングということか。


そして「ワクチン解毒」というのも、ホタテパウダーで農薬が取れている“気がする”とか、マグちゃんで汚れが落ちている“気がする”みたいな、フワッとした体感でしか語られず、まさか血液検査をして◯◯が何mg現象! とか言っている訳でもなく……。詐欺みたいだなと思ってしまう。悲しくなる。

アトピーや自閉症などについて触れている書籍を読んでいても、添加物の害が――農薬のせいで――と言ってものすごくなじるのだけど、そのデータ出自は明かされないまま“そんな気がする”という読者との感覚だけで連携していく。

か細い根拠のまま、強烈な暴言やバッシングが走り出すから、つらくて読み進められない。もし違ったらどうするつもりなのだろう。無関係ということも無いかもしれないが、実は原因としてはものすごく微量で、もっと大きな原因が見えていないかもしれないのに。

何より、そうだったんだ、食事が良くなかったんだ!! といって、その本を読んだアレルギーや苦しんでおられる方が食事療法に励まなくてはと厳格にやり始めて、何年も経つのに治らないという手記を見ると涙が出る。当てはまらない人がいるということは、その論理は間違っているか、見逃している重篤なミスがあるのではないか。


ワクチンが良い派にしても悪い派にしても、引っ張ってくるデータが怪しい! と言い出したらどちらもひっくり返ってしまうから、話し合いが出来ないし進まなくて、ずっと混乱した状態のまま世界中が滑り落ちていっている感じが、見ていて心が苦しくなる。

盲目的に、考えることなしにどちらかが正しい! と決めつけてしまえたら、この葛藤がなく少し楽になるのだろうけど、医学や論文や統計学をまっとうに学習していない自分が付け焼き刃で調べにいっても、へんなの掴まえるだけだろうしな……。

こういうデータを見て、「マスク着用率やワクチン接種率が高い州ほど、死亡率が低かった」? という結論を弾き出すことも出来るだろうし、

だけど、一概にマスクやワクチンの是非だけではなくて、その州ごとの治安だったり、地形的な特徴であるとか、貧困率、情報伝達の具合(トラブルシューティングみたいなもの)といった要素で眺めてみたら、また違うのかもしれない。

TVニュースやお上から「こうしなさい」と言われたときに従う人というのは、もしかしたら従順で命令を聞ける性質というだけではなく、知的水準が高く管理職に近いポジションを得ている働き手のいる家庭が多いのかもしれないし

世界が言ってくる「あなたの、世界中の安全を守るためにマスクを着けよう、ワクチンを打とう」という言葉を聞いて、内容ではなく、ただ反抗的で社会に対する不満や不信を秘めてきた人たちが「あいつらが言う事には従いたくない!」「あいつらが言うことはどうせデタラメだ!」と決めつけて生活様式を変えなかった結果、よりひどい感染率だったのかもしれないじゃんと思う。

こんなにテクノロジーが発達したといっても、この混乱っぷり。きっといつも真実はずっとあるのだろうけど、わたしたちはそれを見ることが出来ず、抱える不安を相手にぶつけることしか出来ないでいる。悲惨だなあと思う。

この混乱を抜けて、明るく真実を見通せるわたしたちになりたい。そのためのコミュニケーションを掛け合わせていける、そんな正気の人間で在りたい。

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